100年に1度のチャンスといわれる北陸新幹線の福井開業に向けて、
私たちは歴史・文化・祭りなど「地域のたから」を磨き上げ、しっかりと情報発信し、迎え入れる準備が必要です。
そして、住む人にも訪れる人にも快適で、活気に満ちあふれた駅前を目指し、
開業時のみならず、開業後も来訪客が心躍るような福井県の北の玄関口となるよう、
芦原温泉駅周辺を整備・開発していく必要があると考えます。
私たちの生活を育む商工業の発展は、まちの基盤であり、まさに「地域経済力」であります。
コロナや世界情勢によって大きく影響を受けた地元企業の経営支援をはじめ、
新たな企業誘致やそれに伴う雇用創出、空き店舗の利活用は、「地域経済力」を高めることにつながります。
また加えて、交流人口や消費人口の拡大も地域経済にとって重要であると考えます。
年間宿泊者数70万人を超える県内最大の宿泊地「あわら温泉」は、
福井県のおもてなしブランドの代表格であります。
あわら温泉を取り巻く喫緊の課題は、
①芦原温泉駅と温泉街を結ぶ二次交通の整備(シャトルバス運行)と、
②まち歩きしたくなる仕掛け作り(街並み整備)が挙げられます。
今こそ未来を見据えた変革の時期であると考えます。
農林水産業の大きな課題は「担い手不足」です。
特に農業分野においては、新規就農者の拡大やスマート農業の推進など、農業従事者への更なる支援が必要です。
また、地域の顔となる特産品のブランド化や6次産業化の推進、
そして農業と観光がより密接に関わり観光農業として全国に波及していくことが、
担い手不足の解消にもつながると考えます。
あわら市北部には、北潟湖畔公園やサイクリングロード、芦原青年の家でのアウトドア体験や
波松海岸での釣り体験や農産物収穫体験など数々の体験素材があります。
また、自然あふれるゴルフコースや金津創作の森、トリムパークかなづ、そして新たな道の駅なども連携させ、
ファミリーから団体まで楽しめる滞在型リゾートエリアに進化させるべきであると考えます。
子ども達の教育環境整備や子育て支援、女性が安心して生み育てられる環境作り、
そして介護や健康づくりなど、孤立させない多世代交流型の教育・福祉を推進し、
全ての世代がいきいきと輝ける社会を目指します。
そして、人口減少や過疎化を見据え、移住・定住者の拡大や空き家の利活用など、
持続可能なあわらの創造に向けた取り組みが重要であると考えます。
国道8号線福井バイパスの4車線化、金津中学校からトリムパークかなづに向かう南中央線、
牛ノ谷立体交差の整備促進など、快適で住みやすい生活を送る為には、交通環境のインフラ整備が重要であると考えます。
そして、県からの購入水量の引き下げや竹田川の浚渫による治水、鳥獣害対策など、
生活に直結した安心・安全なまちづくりを推進していきます。