こども園の園庭や多目的グラウンドの芝生化に取り組んでいるNPO法人グリーンスポーツ鳥取のニール・スミス氏を訪ねました。
彼は2002年から芝生化に取り組むニュージーランド人で、子ども達の健全育成のためには芝生が当たり前だと活動されています。そして、彼は次のように言いました。
①行政はコストや管理を優先してしまい、県民の利用者目線ではない。
②日本はほとんど土のグラウンドなので、子ども達は怪我を恐れて思い切り運動できていない。
③「芝生」という言葉に高級感や維持管理という感情が入りすぎている。
彼の師匠は、国立競技場やNFLのスーパーボウルの芝生管理も務める世界のグラウンドキーパー「池田省治」氏で、「良い芝生が良いプレーを引き出す!」「誰のためのグラウンドか?」
という信念を持つ方だそうです。芝生に雑草はつきもの。
ただし、雑草とは「その場所の利用者にとって支障をきたすもの」だそうです。なので、園庭と競技場は同じ管理をする必要がなく、逆にそれぞれに利用時間や管理条件をつけることが必要。ある小学校では、人件費を抑える為に、芝刈りロボットが夜中に稼働しているそうです。
福井県においては、敦賀市でNPO法人club greenという団体が動き始めており、今回の視察にも、元敦賀JCの丸岡さんと木船さんのお二人に同席していただきました。
また、県庁にて鳥取県地域づくり推進部スポーツ課の小林課長と梅林補佐にも、補助金制度や現状についてお話いただきました。
行政や教育委員会が、芝の専門家と共に取り組めば、福井県の子育て環境は益々良くなるでしょう!
気温30度の暑い鳥取で、兼井議員と共に熱い熱いお話をお聞かせ頂きました。